※本記事は、作品を視聴済みの方向けに、個人的な感想や解釈を中心にまとめたコメント記事です。物語の展開に関わる表現を含むため、未視聴の方はご注意ください。
作品の概要や基本情報については、作品概要記事をご覧ください。
ご視聴はアップルTVで。
エピソード6:メアリー
あらすじ
夫を支え、忙しくも懸命に子育てをする。いつもポジティブで穏やか、そしてエレノアやナンシーに比べると少し控え目な印象だったメアリー。
何でも話し合い、秘密なんてないような親友同士だった3人。
しかしエレノアやナンシーがそれぞれ秘密を抱えていたように、メアリーもまた、親友には見せていない一面を持っていた。
視聴前に知っておきたい注意点
【アデロールの危険性】
作中でアルテミスが誤飲してしまった薬は「アデロール」だとメアリーが看護師に説明していました。これは商品名です。
アデロールは、中枢神経に作用する薬で、アメリカでは医師の処方のもと、ナルコレプシーやADHDの治療に用いられています。
一方で、誤飲や不適切な使用は健康リスクを伴う可能性があり、取り扱いには注意が必要とされています。また、処方薬であるにもかかわらず、不適切な流通が問題視されるケースもあります。
誤って子どもが摂取した場合などはリスクが高いため、慎重な管理が求められる薬です。
本来、治療目的で医師の処方がないと購入できないのですが、横流しされた薬剤が出回り社会問題となっています。
誤飲や不適切な使用は健康リスクを伴うため、注意が必要です。
※日本では同様の成分が、覚せい剤取締法により規制されています。
(参考:Wikipedia)
知っておくとより楽しめるポイント
クラダリングとは?
アイルランド西部クラダ村の出身者が、ウィリアム3世に献上した金細工のデザインが発祥とされている。(諸説あり)
王冠が載ったハートを両手で持っているようなデザインで、ハートは「愛」、両手は「友情」、王冠は「忠誠」を表すのだそう。
(参考:Wikipedia)
ひとりコメント欄
03:24 メアリー、小説とか文章の授業受けてたよね?授業の一環で書いたもの発表なんだろうけど…めちゃくちゃ実名で書いてるけけど大丈夫?つくり上げた物語じゃなくて、実体験じゃん…そんなにさらけ出すもの?
04:37 ちょっと待って?今のって、夢オチ?え、それならそれで安心ではあるよ。だって公表しすぎだもん
06:54 あらま!!メアリーったら!まぁね、やらかすのはいつも「そんな人に見えなかった」って言われる人なんだよねー
10:57 ハワード、子どもの環境変化とか、妻の状況とか全く考えずに自分の利益しか考えてない…ひとりでルンルンしてる姿にイラっとしてしまった。このドラマに出てくる夫陣は…揃いも揃って…アレですね、アレ。強い言葉しか思い浮かばないので差し控えますけども、ね。
16:08 確かに、帰宅時間の証言に矛盾はあるかもだけど、抱えてタクシーに乗せないといけないくらい酔ってたなら、帰宅時間を正確に覚えてなくて当然だし、そんな状態ならまさか犯人ではないでしょうに
19:13 あぁ、最悪…ハワード、君は同じ手を使ったのかい?言ってはいけない二文字しか浮かばないよ
20:05 ん?待てよ?この時まで本当に知らなかったの?じゃ、前エピソードラストでナンシー尾行したのなんで?小説のネタにしようとして行動追ってたとか?逆に怖いよ
27:04 マーカス…「怒らないで聞いてね」からの「うん、分かった」は信用しちゃだめなのよ
28:53 なぬ…ってことは、犯行当時、ハワードは家にいなかったってことか
32:26 そうよねぇ。そっち界隈の人って、“自分は違う”とか“自分たちは純愛なんだ”って幻想を抱くのよねぇ…
33:45 メアリー、エレノアのところに向かってるかと思いきや、まさかの行先でびっくり…何を話すの?今さら謝る?それとも、当時から嘘つきだったかとか聞くのか?
35:19 おっと、只今パンドラの箱の蓋が開きました。
37:47 こうなると…子どもたちを置いてきたのが気がかりすぎる
観終わって思ったこと
マーカスに救われる
前回までのモヤモヤが晴れていくことと引き換えに、全てがまやかしだったことの虚しさが立ち込めだした今エピソード。
そんな、どんよりとした空気のなかでマーカスの存在が救いとなっています。
窮地に陥ったときに母の親友エレノアを頼り(お金を建て替えてもらう為ですが)、自分をかばうがために容疑をはらすことができないエレノアに対する申し訳なさで眠れなくなる程思い悩み、自分のせいで母メアリーとエレノアの関係性が壊れてしまうのではと不安になって泣いているマーカス。
マーカスはもう学生ではないようですが、定職には就いていない様子。そしてギャンブルで司法のお世話になるという問題を抱えている青年ではありますが、母とその親友を慕い、幼い妹たちの面倒もみている姿に、たまらなく救わています。
今後もどうか、癒しキャラでいてくれよと願っています。
既婚女性のキャリア形成問題
ハワードと恋に落ち、マーカスを授かり結婚したメアリー。その時に交わした約束がありました。
「あの子が小さいうちは あなたがキャリアを追うその後は…私の番って」
という台詞で分かるように、マーカスが小さいうちはメアリーが子育てをし、ハワードは仕事に打ち込む。そして、その後はメアリーが自分のキャリアを形成すると2人で話したと言います。
子どもの世話は女性がするものだという前提であるこの順番と役割分担には、個人的に疑問を持ちましたが、この場合はまだ妥協の余地があります。
なぜなら、当時まだ学生でキャリアもなかったメアリーと既に古典学者として仕事をしていたハワード。生活を考えるとハワードがそのまま働き、メアリーが育児に専念するという選択は理解できるからです。
しかし問題に思うのはハワードの次の言葉。
「昔の話だろ?いろいろ変わった」
ここで憤りを感じた視聴者は多いはず。
状況はいつだって変わるものであり、ここでそれを持ちだすということは、自分を優先したいがための言い訳にすぎないのです。
しかし残念ながら、女性を取り巻く環境としては、ありふれた話でもあります。
女性のキャリア形成の機会が失われ続けている事実を象徴する演出であると思いました。
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