※本記事は、作品を視聴済みの方向けに、個人的な感想や解釈を中心にまとめたコメント記事です。物語の展開に関わる表現を含むため、未視聴の方はご注意ください。
作品の概要や基本情報については、作品ホーム記事をご覧ください。
エピソード3:丸腰の男
あらすじ
シュウアンが英国にやってきた理由が明らかになる。
新たな教授殺人事件を阻止しようと、シャーロックとモリアーティは奔走する。
視聴前に知っておくと楽しいポイント
コンスタンティノープルはどこのこと?
27:15 シュウアンをリクルートした男性は
「コンステンティノープルのエサド・カシュガーリ」
と名乗りました。
このコンスタンティノープルとは、オスマン帝国の首都のことです。
元々はローマ皇帝が330年コンスタンティヌス1世がつくった東ローマ帝国の首都(=ラテン語でConstantinopolis,英語でConstantinople)でした。
しかし、1458年にオスマン帝国によって東ローマ帝国が陥落した後に、オスマン帝国の首都となります。トルコ語のイスタンブールと正式に改称されたのはトルコ革命後(1930年)からです。
本作は1871年のことなので、オスマン帝国時代の首都ということになります。
(参考:Wikipedia)
キャンドリン・カレッジは実在するのか?
作中でシャーロックが入ったのが“キャンドリン・カレッジ”とされています。
しかし、オックスフォード大学公式ページ内にあるカレッジとホールの一覧に記載はないようなので、ドラマ用の架空のカレッジのようです。
(参考:University of Oxford)
ひとりコメント欄
・02:10 シュウアン、6か月前まで普通に遊牧生活してたっぽいけど…そっからどうやったらあんな流暢な英語話せるようになるんだろうか…勉強法教えてほしい
・04:17 なるほど…採掘系は厄介よねぇ…土地とかさ、いろんな利権からんできてね
・11:45 あ、聞かれちゃってますよ…
・15:42 “フレッシャー・アーノルド” シュウアンがつけてたグローブの内側のタグ。これはお店の名前かな?
・16:42 おっと!シャーロック・ホームズのシルエットが完成するところだったのに!ニアミス!
・16:52 モリアーティとシャーロックの帽子が本家と逆なの、いい出汁でてる
・20:53 シュウアン、それの電報、誰宛て?誰呼び寄せたの?
・25:51 皇女の留学自体、でっちあげと思ってた。え、じゃ、本当の皇女はどこにいるの?
・32:13 おっと、それさっきストレードさんが言ったやつ!自分の手柄にした(笑)
・36:32 あー、マリク教授の警備が手薄に…
・38:35 お母さんのあの言葉!んー。本当に意味があるのか、ただシュウアンがシャーロックの周辺調査をして知ってて、動揺させるために言っただけなのか…どっち?!
観終わって思ったこと
エピソード3までの事実整理
人物と物事を整理してみましょう。
・金鉱の採掘技術を開発するという英国政府の機密プロジェクトがある
・メンバーとして選ばれたのは
トンプソン教授(数学)
ロバーツ教授(工学)
エンライト教授(気象学)
マリク教授(地質学) の4人
・採掘場所は中国の河西回廊で、シュウアンの出身地
・シュウアンをリクルートしたのはオスマン帝国の人間。恐らく、採掘技術開発計画を阻止したい。でもインド、ボンベイ大学から呼び寄せたマリク教授は生かすと言っている
・シャーロックやシュウアンが在籍するキャンドリン・カレッジの責任者(ヘッドポーター)であるビュセファロス・ホッジは外務大臣と陸軍大臣と会談しているところから、採掘計画に関わっていると思われる
・シュウアンは自分の本当の目的を果たすために、故郷の友人を呼び寄せた
シュウアンの最期の言葉の意味
シュウアンはエピソードラストで、シャーロックの母が言っていた言葉を残しました。
あれは、シャーロックを混乱させるため、苦し紛れに言っただけなのでしょうか。
それとも、シャーロックの母が言っていた「鉤爪の男」は実在していて、彼女に何か脅威が迫っているのでしょうか。
母の幻覚だとばかり思っていたシャーロックは、当然動揺します。
鉤爪の男が実在していたとするならば、現実に母に危険が迫っていることになります。
一方、動揺させるために言っただけだとしても、何人も人を殺すような危険人物であるシュウアンが母と接触したということ。それもまた確かに、母の身が危ないということになるのです。
どっちにしても、教授殺人事件が解決して1件落着とはいかず、シャーロックはシュウアンの言葉の意味を知らずにはいられなくなりました。

