こんにちは!
平日2時間、休日は6時間を海外ドラマ鑑賞に費やす生活を約20年続けているキャキャです!
私にとっての海外ドラマとは、心の避難場所。
ここでは私の勝手な目線でいろいろな海外ドラマをご紹介します。
みなさんも自分の避難先を見つけて一息つきましょう。
今回はアマゾンのプライムビデオで配信中の「マーベラス ミセス メイゼル」をご紹介します。
「マーベラス ミセス メイゼル」って、どんなドラマ?
【女性の活躍・ヒューマンドラマ・コメディ】
公開:2017
シーズン数:5(完結)
舞台:ニューヨーク
性的描写:そんなにない。
その他:喫煙シーンが多い。しかも、美味しそうに吸う。電子に移行派や禁煙中の人は紙タバコが懐かしくなり、心がザワつきます。
慎ましく、夫に尽くすことが女の幸せ。女が大学に行くのはエリートの結婚相手を見つけるため。それが当たり前の1950〜1960年代。例にもれず、そう教育されて育ったミリアム(ミッジ)はもちろん、大学卒業と同時に結婚。
その夫は会社員の傍ら、コメディアンを目指してカフェ「ガスライト」でステージに立っていた。
しかし、笑いのセンスがあるとは言えず…ミッジがガスライトのスタッフに手料理を差し入れて機嫌を取ることで、どうにか枠をもらっていた。
そうやって甲斐甲斐しく夫を支えるミッジに、人生を揺るがすある事件が起きる。
自暴自棄になったミッジはガスライトでヤケ酒。酔った勢いでステージに立ち、思いをぶちまけた。
彼女の才能にいち早く気付いたガスライトのスタッフ・スージーは、ミッジにコメディアンになることを勧め、自身がマネージャーになる。
完全な男社会であるショービジネスの世界で「女の話はつまらない」「女にコメディはむり」と散々言われ、妨害されながらも、一つひとつ障壁を二人で乗り越えていく。
「マーベラス・ミセス・メイゼル」の、ここがみどころ
みどころは2つあります。
トニー・シャルーブが出演している!
1つ目、まずはなんといっても!※「名探偵モンク」でエイドリアン・モンクを演じたトニー・シャルーブが出演していることです!ゲスト出演なんかじゃありません!主要キャラとしてのレギュラー出演です!
いや、役は違えど、しっかりモンク感、ありますよー!
演技が同じとかじゃないんです。彼の味がしっかり出てるんです。もう、それを堪能です。
※「名探偵モンク」→何年経っても何度観ても面白い!色あせない名作「名探偵モンク」
スージー・マイヤソンの、ゆるキャラ具合
2つ目は、ミッジの話術。と、言いたいところなのですが。それは大前提で。当たり前な感じで。
私がお伝えしたいのは、ミッジとスージーとの掛け合い!
ステージではミッジの話術が光り、圧巻なのですが。
ステージを降りるとスージーとの掛け合いはコントそのもの。ミッジの面白さを見抜くのですから、スージーが一番お笑いセンスがあるんですよね。
2人の掛け合いをお楽しみください。
お気に入り登場人物
エイブ・ワイスマン/トニー・シャルーブ
コロンビア大学の教授。ユダヤ人らしく、数学が専門。厳格で融通はきかない。
ミリアム(ミッジ)・ワイスマン/レイチェル・ブロスナン
二児の母。毎日ボディサイズをメジャーで測り、独身時代の体形をキープ。夫が寝てからメイクを落とし、夫が起きる前にばっちりメイクをしてまたベッドに入り、ぐっすり寝ていたようにふるまう。そう、夫にスッピンやセット前の髪は見せたことがない。天性の話術を自分が持っていると気付いていない頃のミッジは、そんな人生が当たり前だと思っていた。
スージー・マイヤソン/アレックス・ぼースタイン
バー「ガスライト」のスタッフ。このキレ具合、不機嫌具合、大好き。ぶっきらぼうなのに、嫌な奴ではない。天性の才能に気付いたミッジのマネージャーとなり、二人で男社会のショービジネス界に挑む。
ローズ・ワイスマン/マリン・ヒンクル
ミッジのママ。ミッジに「完璧な女」としての生き方を叩きこんだ張本人。
結婚前はパリに留学して美術を学んでいた。最初はあまり好きではないキャラだったのに、シーズン1終盤、一気に魅力が引き出されます。
生まれた時から、ずっとお母さんだっだワケじゃない!
ひとりの女!ひとりの人間なんだ!
ジョール・メイゼル/マイケル・ゼゲン
ミッジの夫。いやー。うぬぼれが強い、典型的な甘ったれ坊ちゃん。
なのだけど、なんだかんだで憎みきれない。
最初はクソ野郎なんですが、シーズンが進むごとに、許せてきますよ。
さいごに
シーズン1の第1話を見始めて、実は一度離脱しています。
だって…甲斐甲斐しく夫の世話をし、夫をたてる。夫からの電話一本で駆けつける。
無理ぃ~(;゚Д゚) って、なりますでしょ。でも、大好きなトニー・シャルーブが出演していたので、彼に会いたくて「1話は観終えてみよう」と思い、再チャレンジ。
すると、1話終盤で楽しくなっちゃいました。
まくし立てるようなミッジの漫談中の言葉の流れは圧巻。そして、女を捨てて、身なりを汚さないと笑えないと思われていた時代に、ドレスで着飾って、しっかりメイクをしてステージに立ち、話術できっちり笑いを取る。そのスタイルを貫くミッジとスージーがカッコイイ!
チャレンジするって素晴らしい!そう思わせてくれるドラマです。
因みに、フィナーレとなるシーズン5、第9話「4分間」は、圧巻!
こんな最高な最終シーズンフィナーレは他にない!痺れました!絶対観て!