こんにちは!
平日2時間、休日は6時間を海外ドラマ鑑賞に費やす生活を約20年続けているキャキャです!
私にとっての海外ドラマとは、心の避難場所。
ここでは私の勝手な目線でいろいろな海外ドラマをご紹介します。
みなさんも自分の避難先を見つけて一息つきましょう。
今回は「クローザー」をご紹介します。
「クローザー」って、どんなドラマ?
【一話完結・犯罪捜査・女性が主役・完結】
本国放送開始:2005年
シーズン数:7(完結)
舞台:アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルス市
現場のグロさ:強め
キスシーン:多め
性的描写:過激ではないが頻度は中程度
CIAから警察署の各地を経てロサンゼルス市警やってきたブレンダ・リー・ジョンソンが主人公。本部長補佐官として引き抜かれ、新たに創設された殺人特別捜査班の班長を任される。
彼女は巧みな尋問技術によって自白を引き出し事件をクローズさせる、クローザー。
裁判や司法取引ではなく自白させる話術と戦略が痛快。
「クローザー」の、ここがみどころ!
ブレンダはアトランタからロサンゼルス市警にやってきた「よそ者」「若い」「女」「未婚」これらを背負って自分の実力を発揮するために、古株の頭でっかちクソジジイどもに挑みます。
ロサンゼルス市警の中で昇格したのではなく、全くの新参者である彼女は部下であるチームメンバーにもなかなか受け入れてもらえず…それだけでも悔しいのに
案の定、クソジジイどもは横槍を入れてきて彼女の活躍を阻みます。
ほんっとに胸くそ悪いんですが、そこをどうか堪えて!
騙されたと思ってシーズン1を最後まで観て下さい。
シーズン1第1話とシーズン1最終話はリンクしています。その演出がまたにくい!
ブレンダには敵が多いです。それは彼女の社交性や協調性のなさに問題があります。
でもですよ。想像してみてください。
ガチガチの男社会で活躍を妨害されたり、やっかみで誹謗されたり、現場に出ても外部の人間には班長だとは思われない、挨拶しても男性にしか挨拶返さないクソジジイなんてごまんとまいる。(あ、最後のは私的経験です)
そんな環境で実績をあげなければいけない。それも人より何倍も多く。人並みでは認められないから。
そこで仲良しこよしの、レクリエーションみたいなほんわかプレーができますか?とっさの判断が必要とされる現場で、関係各所にお伺いを立てて根回ししてる時間がありますか?
スタンドプレー上等!愛想はドブに捨ててきた!
ってくらいじゃないと、生き残るのはもちろん実力を認められるなんてないんです。
シーズン1最終話まで観たら、きっとこの作品の虜になるはず!
その後はもう、ブレンダがクソ野郎どもを黙らせていく様を存分にお楽しみ下さい。
お気に入り登場人物
ブレンダ・リー・ジョンソン/キーラ・セジウィック
父は元軍人、自分はCIA出身だったりのエリートさん。
正義感の塊のような人。
その正義感ゆえに、自分の信じる正義を果たす為には手段は選ばない、という矛盾を抱える人。なので横並びの連携は苦手で敵も多い。
いつもはニコニコ、むしろヘラヘラしてますが、スイッチ入ったブレンダの目が大好き!
キター!やったれ!やったれ!とワクワクします!
ニコニコで簡単なおばちゃんだとナメられた分、キッチリやり返す様が気持ち良い。
ルイ・プロベンザ/G・W・ベイリー
画像右、ブレンダに傘をさしているのが愛すべきやさぐれじじい、プロベンザ。
ブレンダの着任当初、みんなが彼女によそよそしく非協力的。そんな時も、媚びるわけではないが仲間を作って攻撃するような姑息なマネはしない。
性別や人種的な差別発言が多いものの、シンプルに、仕事が出来るか出来ないか。事件解決の為には協力が必要か否か、人間的にいいヤツかどうかで判断する意外と血が通ったじじい。
プロベンザがいなくてはこのチームは締まらないんです。「クローザー」の薬味的キャラクター。
ウィリー・レイ・ジョンソン/フランシス・スターンハーゲン
画像中央のキュートな笑顔を見せているのがウィリー・レイ。
ブレンダのお母さん。たびたび登場して和ませてくれます。
上品でお茶目、だけど意外に細かな事実に気付くのはさすがブレンダのお母さん。
ママさんが登場するエピソードはほっこりします。
何故だかものすごく惹かれると思ったら、ママさんあのアルフに似てませんか⁈
私すっごくアルフ好きだったんです!
宇宙人に似てるだなんて失礼かも知れませんが、私の勝手な意見ですので、ご容赦下さい。
デビッド・ガブリエル/コリー・レイノルズ
画像右、ブレンダと取り調べているのがガブリエル。
ブレンダが将来の出世を期待して目をかけている若きホープ。
優等生タイプですが、ペコペコして上司に取り入るタイプではありません。自分の意見はハッキリと主張します。
目的達成までは周りが見えなくなりがちなブレンダに振り回されながらも、意外にしっかり手綱を締める時もあります。
ブレンダがいつもかけているサングラスは、LAの強い陽射しに苦戦していたブレンダにガブリエルが買ってくれたもの。買い替えないところに微笑ましい関係性を感じますね。
アンディー・フリン/トニー・デニソン
最初、それはそれは嫌な奴でした。
ですが、辛抱してファーストシーズンをまずは観てください!こいつ、意外にいいやつなんです。
プロベンザとは、仲良しなようでケンカばっかりだったり、かと思えばかばい合ったり、なんとも微笑ましい、じじいコンビです。
さいごに
ブレンダには敵が多い。
それでも部下がついてくるのは、理不尽に怒ったり威圧することは全くなくて、その言動には必ず理由があると分かっているから。そして、自分の部下は守り抜く。そんな信頼があるからです。
閉鎖的な環境で戦う全ての人に見てもらいたいドラマです。