こんにちは!
平日2時間、休日は6時間を海外ドラマ鑑賞に費やす生活を約20年続けているキャキャです!
私にとっての海外ドラマとは、心の避難場所。
ここでは私の勝手な目線でいろいろな海外ドラマをご紹介します。
みなさんも自分の避難先を見つけて一息つきましょう。
今回は私のお気に入りの避難先のひとつである「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」を熱く語ります。
「ミディアム霊能者 アリソン・デュボア」って、どんなドラマ?
【一話完結・犯罪捜査・スピリチュアル系・ファミリードラマ・完結】
本国放送開始:2005年
シーズン数:7(完結)
舞台:アメリカ アリゾナ州
現場のグロさ:中程度
キスシーン:多め+濃厚+長め(主にアリソンとジョー)
性的描写:キスシーンからの朝裸でベッドに寝ている二人、的な場面は日常の光景
未解決の殺人事件や行方不明者の捜索で霊能者が透視する、って番組、昔けっこーありましたよね?すんごく分かりやすく言いますと、それをドラマにしたやつです。
主人公は検事局に勤めるアリソン・デュボア。航空宇宙技術者である夫のジョーとアリエル、ブリジット、マリーの個性豊かな三人の娘たちと賑やかに暮らしています。
アリソンはいわゆる霊感がある人。直観に優れ、他人の未来が見えてしまったり、亡くなった人が見えて会話もできるんです。
その能力は若い頃からアリソンを苦しめてきました。「普通の人」として生きることに徹していたアリソンが、ある事件に関わったことをきっかけに否定してきた自分の霊能力を活かして警察の犯罪捜査に協力をする人生を歩むことになります。
ちなみにドラマの主人公であるアリソン・デュボアさん、実在します!
霊能力を活かして司法機関で捜査官として活躍されているそうです。
その実在のアリソン・デュボアの活躍を描いたドラマです。
「ミディアム霊能者 アリソン・デュボア」の、ここがみどころ!
怪しさゼロ。共感度高めの日常風景
このドラマ、もちろんスピリチュアル系ではありますが、ホラー感はほぼ無し。変なあやしさは全くナシ!呪文とかおまじないとか、一切なし!むしろアリソン本人がそういうの嫌いなタイプ。
こっち系にありがちな、暗黒の謎の勢力と戦う、とかもありません。
夫と3姉妹の子育てをしながら仕事も全力で頑張る、いたって普通の女性のただの日常。
子育ての方針について夫とケンカしたり、子供同士のしょーもないケンカにうんざりしたり、仕事でヘトヘトになって帰ってきたのに料理や後片付け、洗濯もしなくちゃいけないとか…部屋は散らかりぎみだし、朝は髪ボサボサで子供の朝食を用意したりランチを用意する。学校で必要なものを当日に聞かされて「は?今⁈」となる。
義理の母が突然訪ねてくると言い出して「マジかよ~」となりながら仕事の合間にバタバタとおもてなしの準備をする…
こんな万国共通でどこにでもある日常に、犯罪捜査と死者とのコミュニケーションが入り込んでいるだけ。
アリソンのいつ発動するか分からない、むしろ「今かよ!」って時にたいてい発動する能力と犯罪捜査に振り回されるアリソン本人と家族。
こども達の成長
なんといってもアリエル、ブリジット、マリーの三姉妹の成長はみどころ!
小学校に入りたての特有の不安定時期。お年頃の定番、一人部屋欲しい問題や親には秘密のお出かけや異性問題。
それらに自分のことで精一杯ながらも、全力で向き合うアリソンとジョー。
このドラマは犯罪捜査モノの要素はもちろんありながら、アリソン一家のファミリードラマ的な側面というかそっちが強めなドラマです。
お気に入り登場人物
アリソン・デュボア/パトリシア・アークエット
霊能力を持つアリソン。死者が直接見えたり彼らと話せたり、断片的なイメージが頭に浮かんだりするのですが、主に夢で死者からのメッセージを受け取ります。
事件の被害者からのメッセージだったり、殺害される瞬間のイメージだったりを夢に見るので、たいてい夜中にうなされて飛び起きるのがお決まり。
アリソンは、いつも自分を信じて強気。家族を守るためには戦士のように戦います。
私が一番好きなシーンは、諸事情あって家族の収入が激減した時。
支払いが滞っているカード会社からの催促の電話に対して、自分の都合で払ってないのに、こっちは大変なんだよと言わんばかりに、なんなら迷惑電話受けた被害者くらいのテンションでブチギレして電話を切るんです!
いや、絶対に払ってない側が悪いんです。分かってはいるんですが、キレっぷりに脱帽。
そんな具合でアリソン、時々キレたりふてくされるんですが、その時のアリソンの悪い顔が好き(笑)
そして結構自分勝手です。自分の主張をガンガン主張して時には家族を犠牲にしますが、その自覚がないのが怖い…
クセはだいぶ強め。
ジョー・デュボア/ジェイク・ウェーバー
夢にうなされて夜中や朝方目を覚ますアリソンは、決まってその内容を夫であるジョーに話して意見を求めたり、慰めてもらいます。
はい、そうです。ジョーは毎回アリソンの叫び声で起きるか、どんなにスヤスヤ寝ていてもアリソンに叩き起こされるんです。
「またかよ!」とイラっとしたり、寝ぼけていたりもしますが、必ずちゃんと話を聞いて荒ぶるアリソンをなだめでくれます。
アリエル・デュボア/ソフィア・ヴァジリーヴァ
アリソンと同じ能力を持つデュボア家の長女。
おませでしっかり者。末っ子マリーの面倒を見てくれるデュボア家の頼れる長女。
アリソンと同じ能力を持っていますよ。
イメージ通りのアメリカの陽キャのティーンエイジ。
ブリジット・デュボア/マリア・ラーク
次女のブリジット。アリエルと同じくアリソンの能力を受け継いでいます。
三姉妹屈指の個性派。
小学校に入りたて、先生からクラスに馴染めてないようだとお知らせを受けた時のエピソードはグッときます…
「普通」が求められる理不尽に国境や文化は関係ないんですね。
ブリジットはブリジットのままでいい!
マリー・デュボア/ミランダ・カラベッロ、マディソン・カラベッロ
末っ子マリー。マリーもやっぱり能力を受け継いでます。
おとなしくて甘えん坊なマリーはデュボア家のアイドル。
マニュエル・デヴァロス/ミゲル・サンドバル
アリソンの上司である検事。
アリソンの能力を信用してくれる頼れる上司。
リー・スキャンロン/デヴィッド・キュービット
アリソンと組んで事件を捜査する刑事。
最初はアリソンの能力を全く信用せず、むしろ小ばかにしていたが、次第に信用してくれるように。
夫のジョーの次にアリソンに振り回されてる人。
さいごに
この作品はどこにでもある普通の家族のお話。
だからこそ感情移入しやすいんです。
私は怖がりで、怖い話を聞いた日の寝付く時にそれを思い出して眠れなくなるタイプ。
そんな私はこの作品を観て、もしも幽霊なんてものに遭遇してしまったり見てしまったりしたら(絶対にイヤだけど)、必要以上に怖がらずにアリソンみたいにきっぱり追い返せばいいんだと学びました。
怖がりのみなさんアリソンを見習って
マジで構ってらんねーからよそ行って!
と言いましょう。