華やかな舞台の裏には、情熱と葛藤が渦巻いている。
ルーク・カービー主演の「エトワール」は、ニューヨークとパリという世界屈指の芸術都市を舞台に、バレエ界の頂点を目指す人々の人生を描いたヒューマンドラマです。
歴史ある2つの名門バレエ団が直面する危機を打開するために打ち出された、前代未聞の“スター交換”という大胆な試み。
その決断は、芸術への誇り、人間関係、そしてそれぞれの人生を大きく揺るがしていく。
舞台上の輝きと、舞台裏のリアル。
美と競争が交錯するバレエの世界で、彼らは何を守り、何を手放すのか。
本作は、芸術に生きる人々の情熱と葛藤を、ユーモアとドラマを織り交ぜて描き出しています。
「エトワール」って、どんなドラマ?

どんなシーンでもスタイリッシュで美しい!
「マーベラス・ミセス・メイゼル」が好きな人は必見!
【ヒューマンドラマ・コメディ】
配信サービス:Amazon primevideo
配信開始:2025年
シーズン数:1
あらすじ
アメリカはニューヨークのメトロポリタン・バレエ団。
フランスはパリ国立バレエ団。
コロナ渦を経た現在、この両バレエ団は人材不足と観劇界の衰退による経営難に直面していた。
パリ国立バレエ団の暫定芸術監督を務めるジュヌヴィエーヴは、打開策としてメトロポリタン・バレエ団の芸術監督であるジャックに、ある企画を提案する。
それは、両バレエ団の優秀な人材を交換してイベント公演を開催するというもの。
しかし、放出される側のダンサーや天才振付師は文化の違いや方向性違いに戸惑い、時に他のメンバーと対立しながらも、それぞれが自分の存在意義と居場所を見出していく。
「エトワール」の見どころ

バレエの美しさ
私バレエを鑑賞したことなんかありませんが、このドラマでバレエの厳しいレッスンの上に成り立つ美しさに魅了されました。
イントロがバレエのレッスンや舞台風景なんですが、イントロをスキップせずに毎回フルで観るのはこのドラマだけです。
制作メンバー
「マーベラス・ミセス・メイゼル」と同じメンバーが手掛けています。
ダニエル・パラディーノ、エイミー・シャーマン=パラディーノ、スコット・エリス。
主な登場人物・キャラ解説
ジャック・マクラミン / ルーク・カービー
ニューヨーク・メトロポリタン・バレエ団の芸術監督。プリマバレリーナ・ドロシー・フィッシュのひ孫。
色気をまとったヤンチャ系おじさま。
ジュヌヴィエーヴ・ラヴィーユ / シャルロット・ゲンズブール
パリ国立バレエ団の暫定芸術監督。
とにかく美脚!マニッシュなパンツスーツにピンヒールをあわせるところがパリっぱい!
しかも化粧っけなしで、一歩間違えればただのボサボサ髪な無造作ヘアが、カッコよくキマるだなんて…やっぱり、さすがパリジェンヌ!!
※シャルロット・ゲンズブールのお母さまはなんと、ジェーン・バーキン!どうりでスタイリッシュでかっこいいんだわ!
シャイエン・トゥサン / ルー・ドゥ・ラージュ
パリ国立バレエ団のプリンシパルバレリーナ。環境活動家でもあり、過激な抗議活動もする。
最初は嫌いでした。横暴な感じがして、ガサツで…でも、ススへの接し方などを通して、彼女の印象は回を追うごとに変わるのです。横暴なのではなく、自分の才能に自信があるだけ。
ブルーナ・トゥサン / マリー・ベルト
シャイエンの母。ミシのパリでの居候先。
最初はミシを毛嫌いするし、うるさいし、ガサツだし…ちょっと苦手でした。が、ミシとの日々でちょっとずつ角が取れてきて、ガサツの奥にあるミシへの思いやりがチラ見えするところに惹かれました。
個人的にお気に入りキャラです。
トバイアス・ベル / ギデオン・グリック
ニューヨーク・メトロポリタン・バレエ団の振付師。社交性に欠け、思い通りにならないと激高、納得いくまでやる。
ミシ・デュプシレ
元パリ国立バレエ団のダンサー。ジュヌヴィエーヴに追い出されるようにニューヨークのメトロポリタン・バレエ団に移籍していた。
パリに戻ってからは、毒親から逃れるため、自分の実家ではなくシャイエンの実家に居候。シャイエンのママと同居中。最初は合い入れなかった2人が打ち解けていく姿は心があったまります。
ギャバン・ルー / イヴァン・デュ・ポンタヴィス
パリ国立バレエ団のダンサー。トバイアスの振り付けを受ける。
ニコラス・ロイトヴァイレク
元バレエダンサーで、メトロポリタン・バレエ団の芸術監督。
スス・リー / ラメイ・チャン
中国系アメリカ人。母がメトロポリタン・バレエ団のビルを担当する清掃員。
バレリーナを目指しているものの、レッスンに通うお金はない。
母が夜の清掃の時、ススはそれを観ながら誰もいない暗がりのレッスンスタジオでひとり練習している。シューズは、スタジオレッスンに通う裕福な家庭の子の置きシューズをこっそり借りている。
クリスピン・シャンブレー / サイモン・キャロウ
イギリスの石油王で、パリ国立バレエ団とメトロポリタン・バレエ団の支援者でもある。
一見、英国紳士風のおじいちゃん。しかし、漏れ出る胡散臭さがどうにも気にかかります。
そう、表向きは石油会社の成功者だが裏稼業もどうやらあるようです。
実態は、“おちゃめなおじいちゃん”の着ぐるみを被る、実は厄介おじさん。
総評
ニューヨークのパワーがあり、洗練されたスタイリッシュさと、パリの重厚な歴史が生み出したしなやかな美意識とが融合した素晴らしい作品です。
観る人は、言い争うシーンでさえ優雅に見えてしまう不思議なマジックにかかるでしょう。
もちろん、知識があるとより一層楽しめるのかもしれませんが、全く知識のない私が心から楽しめたのですから、バレエのことを知らなくても十分に楽しめるドラマです。


