「メジャー・クライム~重大犯罪課」は、本家「クローザー」の最終回のすぐ後を描く続編として始まります。
「クローザー」で特別捜査のチーフを務めていたブレンダ・リー・ジョンソン(キーラ・セジウィック)が去った後、重大犯罪課は新たなリーダーのもとで再出発します。
その新しいリーダーがシャロン・レイダー。
シャロンはもともと内務調査担当だったため、同僚の刑事たちからはあまり歓迎されません。
「クローザー」のファンの間でも人気が分かれるキャラクターではないでしょうか。
そんな彼女が気いる、新しい重大犯罪課の活躍と人間模様を描いたドラマです。
どんなドラマ?

最初は苦手だったんです、シャロン…。
こんなに大好きになるなんて「クローザー」の時は思いもしませんでした。
【一話完結・犯罪捜査・ファミリー愛・女性が主役・完結】
本国放送開始:2012年
シーズン数:6(完結)
舞台:アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルス市
事件現場の視覚的描写:強め
感情表現が強めの演出・大人が視聴することを前提とした演出:たまに
「クローザー」のブレンダがチームを去った後、殺人特別捜査班はシャロン・レイダーをチーフとなり重大犯罪課として再出発。
巧みな尋問テクニックにより犯人の自白を引き出し事件を解決してきた前リーダーのブレンダとは違い、シャロンは合理性と効率を重視。司法取引し捜査・解決していきます。
これまでのやり方とは異なるスタイルに、部下との間に軋轢が生じることもしばしば。
見どころ解説
私が個人的に、みなさんに注目して欲しいポイントはズバリ、血の繋がりに頼らない親子の形です。
「クローザー」で事件の重要参考人だった少年ラスティをシャロンが一時的に保護するところから始まります。
戸惑いや反発を見せるラスティに対し、常に冷静沈着なあのシャロンは、急がず距離を測りながら、少しずつ向き合っていきます。
当然、2人に血縁関係はありません。
それでもラスティは、「ありのままの自分を受け入れてる存在」として、シャロンに静かな信頼を寄せていくようになります。
複雑な生い立ちを持つラスティは、周囲に心を開くことが得意ではありません。
しかしシャロンは、彼を変えようとするのではなく、そのままの彼を尊重する姿勢を貫きます。
やがてラスティが、シャロンや重大犯罪課のメンバーに少しずつ心を許していく過程、そして血縁を超えて築かれる絆こそが、このドラマ最大の見どころです。
主要キャスト紹介・キャラ解説
シャロン・レイダー/メアリー・マクドネル
重大犯罪課のチーフ。
元は署内で厄介者扱いをされがちな、内部調査員。
しかし、「メジャー・クライム」では彼女の人間みが溢れていてイメージが激変。
ブレンダ派な「クローザー」ファンも、ラスティとのやり取りを見ればすぐに彼女をチーフとして受け入れられるはず。
ラッセル・ベック/グラハム・パトリック・マーティン
ラスティ。
このドラマには欠かせない人物。シャロンの懐の深さ、チャーミングさを引き出します。
最初は言う事を聞かず屁理屈ばかり言う未熟な少年でしたが、彼の心の内に触れると好きにならずにはいられない。
彼とシャロンやその周りの人との関わりの変化を見ると、時間をかけて信頼関係を築いていく様子が、保護猫の人慣プロジェクトを見ているよう。
ルイ・プロベンザ/G・W・ベイリー
相変わらず厄介なことばかり言うものの、実は仲間思い。
組織内の規律には疎いけど、正義感はちゃんとある。
バズ・ワトソン/フィリップ・P・キーン
取調室の音響技師。
クローザー時代、特に前半は全く印象に残らないキャラクターでしたが段々と存在感を強め、この「MAJOR CRIMES~重大犯罪課」では遂に、なくてはならない存在に。
バズとラスティの関係性はなんとも微笑ましい。
総評
基本的に犯罪捜査ものです。
しかし、このドラマを一言で表すなら“家族愛”が適していると思います。
家族とは、いろんな形があります。そして、血の繋がりが全てでもない。
みんな、自分のタイミングで自分らしく生きていけたらいいな、そう思わせてくれるドラマです。


